頭頸部外科

その他

 頻度が低いが、頭頸部領域には非上皮性悪性腫瘍も発生する。一般の方にはお解りにくいと思うが、悪性腫瘍には上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍とに分けられる。臓器の粘膜面や、分泌腺、等は、は組織を構成している表層(錠皮部分)に相当し、そこから発生した腫瘍は“がん”と呼ばれる。胃癌や大腸癌、口頭が、舌癌、等である。一方臓器や組織には構造体の内部にも悪性腫瘍が発症する。上皮の下層には、筋肉や脂肪、或いは血液、リンパ腺、骨等が存在する。それらの組織にも発生した悪性腫瘍は、は非上皮性悪性腫瘍(肉腫)と呼ばれる。例えば、横紋筋から発症すると横紋筋肉腫、骨から発症すると骨肉腫、脂肪から発症すると脂肪肉腫、リンパ節から発症する悪死リンパ腫、血液から発症する白血病、等である。

 頭頸部外科領域にも、この非上皮性組織が存在し、それに由来する悪性腫瘍(肉腫)が、頻度が低いが発症する。例えば、下顎骨から発症する下顎骨肉腫、舌の筋肉から発症する横紋筋肉腫、咽頭に発症する脂肪肉腫、平滑筋肉腫、等である。

 治療は化学療法、手術、放射線治療、等を組み合わせた総合的な治療が行われる。特に化学療法は、第一選択として行われることが多い。若年者にも多く発生し、時に治療に難渋することがある。抗癌剤は眼位対する場合よりも副作用が大きく、化学療法部の医師と相談しながら抗癌剤の組合せや投与量を検討せざるを得ない場合が少なくない。

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