後期臨床研修について

外科

科名

外科・乳腺外科

科の概要

診療の領域は、消化管、肝胆膵、乳腺、胸部の外的疾患を中心に集学的治療を行っています。肛門疾患や胃瘻も担当しています。 年間900件以上の手術を行っており、なかでも胸部・腹部は内視鏡外科手術を積極的にとりいれ入院期間の短縮に取り組んでいます。
2011年4月より救急科が診療を開始しています。連携を取りながら胸部・腹部の救急疾患に対しても対応しています。
埼玉県がん診療指定病院として、がん診療の均てん化に努めています。

到達目標

一般目標:GIO

  • 外科医として診療を担当する医療チームに参加し、患者・家族から信頼を得て診療を担当できる臨床能力を身につけると共に、後進の医師や医療チーム、学生の教育能力を身につける。
行動目標:SBO
  • SBO1:日本外科学会外科専門医の予備試験に合格し、資格認定に必要な手術を経験する。(技能・知識)
  • SBO2:病棟医として入院患者の問題解決ができる(態度)
  • SBO3:他科からの診療依頼に対応できる。(態度)
  • SBO4:患者・家族、他職種を含む医療チームメンバーと良好なコミュニケーションがとれる。(態度)
  • SBO5:各種カンファレンスにおいて症例のプレゼンテーションができる(技能)
  • SBO6:外科系学会、研究会で発表し、論文の執筆ができる。(技能)
  • SBO7:後進の指導ができる。(態度・知識)

研修プログラム内容

術者として経験する手術の目標

●後期1年目(基本的な手技(外保連技術度A~C)の習得、胃切除以上の標準
 手術(外保連技術度D)の経験)
 外科において基本技術の研修

  • 指導医とともに下記の手術ができる
    体表小手術/鼡径ヘルニア手術(前方アプローチ)(小児を含む)/虫垂切除術/小腸切除術/結腸切除術(簡単)/痔核手術/乳腺良性疾患手術/腹壁瘢痕ヘルニア手術/胆のう摘出術(開腹・腹腔鏡)/人工肛門造設/人工肛門閉鎖/胸腔鏡下肺部分切除

●後期2年目(胃切除以上の標準手術(外保連技術度Dの一部)の習得、腹腔
 鏡手術の経験、その他領域の経験)
 初期研修期間の経験数を参考に、メディカルトピア草加病院、心臓
 血管外科、耳鼻いんこう科等のローテーション
 特に、腹腔鏡手術のスキルアップのためメディカルトピア草加病院での
 研修に重点を置いて研修計画する

  • 指導医とともに下記の手術ができる
    胃切除術/結腸切除術/直腸切除術/総胆管結石手術/鼡径ヘルニア手術(腹腔鏡下)
  • 指導医とともに下記の手術を助手として経験する
    心臓・大血管手術/末梢血管手術/頭頸部・内分泌手術

メディカルトピア草加病院


●後期3年目(難度手術の習得(外保連技術度Eの一部)、腹腔鏡手術の習得)
 外科において研修の総まとめ、外科専門医予備試験受験  

  • 指導医とともに下記の手術ができる
    胃切除術/胃全摘術/直腸切除術/肝部分切除、外側区域切除/腹腔鏡下結腸切除術/直腸切断術/乳癌手術/イレウス手術/肺葉切除/腹部救急手術/内視鏡治療(胃瘻造設、食道ステント)
  • 指導医とともに下記の手術を助手として経験する
    食道切除/膵頭十二指腸切除/膵体尾部切除/肝区域切除

技能:外科としてふさわしい処置技能の目標
  • 腹部検査、読影
    上部消化管造影検査、読影/上部消化管内視鏡検査、読影/注腸検査、読影/大腸内視鏡検査、読影/腹部超音波検査、読影
  • 乳腺検査
    マンモグラフィー読影/乳腺超音波検査、読影
  • 深部の膿瘍切開・排膿、深部の嚢胞穿刺
  • PTCD、PTGBD
  • ドレーン管理
  • 瘻孔造影/イレウス管挿入

方略:LS
  • 入院患者の担当医として診療に携わる(研修期間すべて)
  • LS1:手術をはじめ、担当患者の治療に携わる:SBO1
  • LS2:入院経過中の諸問題解決に向けた対応と実施:SBO2・4
  • LS3:カンファレンスでプレゼンテーションを行う:SBO5
  • LS4:後期研修医3年目はチーフとして入院患者の他科依頼に対応する:SBO3
  • LS5:年1回の学会・研究会等での発表または論文執筆:SBO6
  • LS6:初期臨床研修医のローテーション時の上級医として指導に当たる:SBO7
評価:EV
  • EV1:年度末に1年間の担当患者一覧、経験手術一覧と集計の提出:形成評価(3年目は総括評価):SBO1
  • EV2:指導医による観察記録:形成評価:SBO1-7
  • EV3:医療スタッフによる観察記録:形成評価:SBO2・4
  • EV4:初期研修医からの評価:形成評価:SBO7
  • EV5:業績の提出:形成評価(3年目は総括評価):SBO6

目標とするライセンス

後期研修3年目(卒後5年目)に日本外科学会外科専門医の予備試験合格を目指します。後期研修終了後の卒後6年目の外科専門医取得を目指します。

研修の特徴・特色

腹部の疾患のみでなく、胸部(呼吸器)疾患、乳腺疾患も研修する事ができます。腹腔鏡手術、胸腔鏡手術は必須の手技となってきていますので、若いうちから多くの症例に接していただきます。年間900件以上の手術がおこなわれており、若い方々の研修にとても良い環境があります。

研修担当者より

ヘルニア、胆石、虫垂炎など早い時期から執刀していただける症例が豊富です。
5大がんを中心とした悪性疾患の標準的治療が学べます。
学会や研究会など研修に行ける機会が豊富です。
他科との連携が容易で、他科からの指導を受ける事も可能です。
1学年に研修医1~2名の少人数で内容の濃い研修を目指しています。

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