入院医療費の計算方式について
当院は、2006年4月より厚生労働省に認められたDPC対象病院となり、入院医療費の計算方式がこれまでの「出来高払い」方式から「包括評価制度(DPC)」方式へと変わりました。「包括評価制度(DPC)」は、すでに2003年4月から全国82の国立病院・大学病院で取り入れられている制度です。従来からの医療費の計算方式である「出来高払い」方式では、診療でおこなった検査や注射、投薬などの量に応じて医療費が計算されていましたが、「DPC」方式では、病名や手術、処置等の内容に応じた1日当たりの定額の医療費を基本として全体の医療費の計算を行います。なお、手術・麻酔・リハビリ料などについては包括金額には含まれず、これまで通りの「出来高払い」方式で医療費が計算され、入院にかかる費用は包括分と出来高分を合わせたものとなります。また、入院患者さんの病気・治療内容等により当制度の対象にならない場合は、これまで通りの医療費の計算方法となります。