文字サイズ
  • 縮小
  • 標準
  • 拡大

乳腺外科

ごあいさつ

 開院以来外科の中で乳腺診療を行ってまいりましたが、平成23年4月より乳腺外科として独立することとなりました。乳がんは、今や、日本人女性の20人に1人(年間に4万人以上)に発症し、女性のがんで最も罹患率が高いがんです。乳がんの悪性度は他のがんより低いと言われますが、それでも30歳から65歳までの青壮年層の死亡率1位、年間1万人を超える方が亡くなられているのも事実であり、将来は10人に1人罹患すると言われています。がんに対する予防医学はまだ発展途上であり、早期に発見し治療するより仕方ありません。当院の乳腺外科は、視触診に加え、マンモグラフィと超音波診断装置を併用した精密な検査を積極的に行っております。
またCT,MRI、非触知性腫瘤に対しマンモグラフィ下でも生検可能なマンモトーム(吸引式組織生検装置)等の最新の医療機器を導入し診断の精度を高め、患者さまにあわせた個別化した治療を行っております。
その結果、平成22年度は100人を超える方の乳癌手術を手がけることができ、術前化学療法等も積極的に導入しています。今後も更に専門性を持って患者さまに安心して治療していただけるよう努力していく所存です。乳がんに限らず、乳腺に関わることでしたら何でもご相談いただければと考え、乳腺外科を立ち上げることといたしました。病院の標榜通り、“高度で愛し愛される診療科”を目指しますので地域の皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。

乳腺外科 科長 中熊尊士

特色

 当院は日本乳癌学会より認定された乳癌専門施設です。担当医師も日本乳癌学会から認定された3人の専門医が常勤し、大学病院より非常勤の専門医も加わり、おもに5人が診療に携わっております。それに加え認定看護師(乳がん看護、がん化学療法、がん疼痛、緩和ケア)、抗癌剤専任薬剤師、認定マンモグラフィ撮影放射線技師とチームを組み、放射線治療科、放射線診断科、病理科、形成外科と連携し診療にあたっています。このスタッフの充実ぶりは県内でも屈指と自負しております。

平成22年診療実績
乳がん手術件数 104例
乳房温存手術の割合 74%(77例)

主な病状、疾患について

主訴 可能性のある疾患
しこり
  1. 上皮性腫瘍:悪性腫瘍(乳癌)、良性腫瘍(乳頭部腺腫、乳管内乳頭腫、のう胞)
  2. 非上皮性腫瘍:悪性腫瘍(間質肉腫、癌肉腫、悪性葉状腫瘍、悪性リンパ腫、白血病) :良性腫瘍(線維腺腫、葉状腫瘍、乳腺症の硬結)
  3. その他 乳腺炎、膿瘍、外傷後の瘢痕、粉瘤、疣贅、女性化乳房
乳房の痛み 乳腺症、乳腺炎、打撲、乳癌、薬物性(ホルモン剤、向精神病薬)、血栓性静脈炎
乳頭からの分泌液 乳癌、乳管内乳頭腫、乳腺炎、向精神薬、下垂体腫瘍、のう胞
乳頭・乳輪のかゆみ パジェット病、接触性皮膚炎
乳房の違和感 乳腺症、乳癌、薬物性
乳房の変形・ひきつれ 腫瘍性病変(悪性・良性)、炎症性病変(悪性・良性)、ホルモン異常
脇の下リンパのはれ 乳癌、炎症、正常なはれ

診療予約

 乳腺の専門外来は月曜日から金曜日の午後、初診は月曜から土曜日の午前を基本的に予約診で行っています。

教育・研修・研究

 学会で研究発表(乳癌学会、乳癌検診学会、がん治療学会、臨床外科学会等)を行い、臨床試験(大学、N-SAS BC、SELECT BC等)にも積極的に参加しています。

このページの先頭に戻る