糖尿病内科について
ごあいさつ
特色
血糖コントロールのための入院加療を行っています。
・高血糖是正としてインスリン導入を含めた血糖コントロール入院を行っています。一方で高血糖毒性の解除後は内服やGLP-1アナログ製剤の併用を行い、可能であれば内服への移行も進めています。 (外来でのインスリン、GLP-1アナログ、自己血糖測定導入も行っています)
可能な限り低血糖を回避する治療選択を行っています。
・高血糖だけではなく低血糖を可能な限り回避することに留意し、認知機能や日常生活活動度、併用薬を考慮した治療目標を設定し治療にあたっています。
持続血糖測定器や持続皮下インスリン注入療法を行っています。
コントロール困難な症例に対して間歇スキャン式持続血糖測定、持続皮下インスリン注入療法(CSII)、CSIIに連続皮下ブドウ糖濃度測定持続血糖モニタリングを併用した治療も行っています。
熊本宣言2013
日本糖尿病学会は、糖尿病の予防と治療の向上に取り組んでいます。
糖尿病は、放置すると、眼・腎臓・神経などに合併症を引き起こします。
また、脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化症も進行させます。
糖尿病となった方が健康で幸福な寿命を全うするためには、早期から良好な血糖値を維持することが重要です。
血糖の平均値を反映するHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)を7%未満に保ちましょう。
あなたとあなたの大切な人のために
Keep your A1c below 7%
2013年5月16日 熊本にて
第56回日本糖尿病学会年次学術集会
会長 荒木栄一
科長
瀧 雅成
たき まさなり
取得資格
- 医学博士
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
- 日本糖尿病学会 リアルタイムCGM研修修了
- 日本動脈硬化学会 動脈硬化専門医・指導医
- 日本リハビリテーション医学会
急性期病棟におけるリハビリテーション医師研修会修了 - 厚生労働省 医師の臨床研修に係わる指導医講習会修了
診療顧問
髙橋 貞夫
たかはし さだお
- 女子栄養大学栄養科学研究所 客員教授
- 高崎健康福祉大学健康福祉学部 客員教授
- 次世代バイオ医薬品製造技術研究組合 生命倫理委員会委員
- 日本動脈硬化学会評議員
- 日本心血管内分泌代謝学会評議員
主な経歴
- 1984年 自治医科大学医学部卒業(7期生)
- 1990年 東北大学遺伝子実験施設留学
- 1993年 福井医科大学医学部大学院博士課程修了
- 1995年 ワシントン大学内分泌代謝栄養内科留学 (シアトル)
- 2004年 福井大学医学部附属病院第三内科・講師
- 2013年 福井大学医学部附属病院内分泌代謝内科 副科長
- 2014年 上尾中央総合病院糖尿病内科・科長
- 2019年 上尾中央総合病院糖尿病内科・診療顧問
- 2019年 女子栄養大学栄養科学研究所・客員教授
- 2019年 次世代バイオ医薬品製造技術研究組合 生命倫理委員会委員
- 2022年 高崎健康福祉大学健康福祉学部 客員教授
取得資格
- 医学博士
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
- 日本老年医学会 老年科専門医・指導医
- 日本動脈硬化学会 動脈硬化専門医・指導医
- 日本糖尿病協会療養指導医
- 難病指定医・小児慢性特定疾病指定医(埼玉県)
業績
- 超低比重リポ蛋白受容体(VLDL)受容体の発見
- 血中分泌型超低比重リポ蛋白受容体(VLDL)受容体測定法の開発
受賞歴
- Banyu Fellowship Awards In Lipid Metabolism & Atherosclerosis 受賞:1994年(平成6年)
- 日本糖尿病財団研究助成受賞:1998年(平成10年)
- 日本心臓財団・ファイザー心血管研究助成受賞:1999年(平成11年)
- 武田科学振興財団研究助成受賞:2000年(平成12年)
医長
岡 征児
おか せいじ
取得資格
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本糖尿病学会 糖尿病専門医
- 厚生労働省 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
医員
杉村 賢吾
すぎむら けんご
取得資格
- 日本内科学会 認定内科医
中島 健子
なかじま たけこ
取得資格
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本糖尿病学会 糖尿病専門医
- 日本医師会 産業医
大薗 早平
おおぞの そうへい
- 専攻医
詳細は臨床研修センターのページへ
外来担当医表
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前診 | 杉村*中島* | 井上*小橋* | 杉村* | 中島*岡* | 大畑*中島* | A 第1・3週 瀧・岡*B 第2・4週 関・杉村* |
午後診 | 瀧*岡* | 熊坂*杉村*小橋*小林* | 瀧* | 木下*関* | 瀧* |
赤色氏名は女性医師です。
*がついている医師は予約が必要です
土曜診療はA/B隔週
第5土曜の担当予定は外来までお問い合わせください。
外来受付時間 | 平日 午前8:00~12:00、午後12:05~16:30(土曜日は午前のみ) |
---|---|
診察開始時間 | 平日 午前9:00~、午後14:00~(土曜日は午前のみ) |
休診日 | 日曜日、祝日、年末年始 |
休診・代診のお知らせ
診療変更日 | 時間帯 | 休診医師 | 代診医師 |
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2024/03/25(月) | 終日 | 杉村 | なし |
2024/03/26(火) | 終日 | 杉村 | なし |
2024/03/27(水) | 終日 | 杉村 | なし |
2024/03/29(金) | 終日 | 大畑 | なし |
2024/04/08(月) | 終日 | 中島 | なし |
「大阪大学との共同研究」についてお知らせ
当科では、2016年4月1日から2019年3月31日にかけて、以下の共同研究を行います。 なお、本研究は、医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院倫理委員会および国立大学法人大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会の承認を受けています。
研究概要
①対象
日本糖尿病学会の劇症1型糖尿病の診断基準を満たした、あるいは病理解剖にて死因が劇症1型糖尿病と診断された症例で、かつ剖検膵組織が保存されている症例です。
②研究機関名
上尾中央総合病院 糖尿病内科、病理診断科
大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科
③目的
劇症1型糖尿病発症に関与するウイルスの同定および劇症1型糖尿病発症との関連を明らかにすることを目的とします。
④方法
劇症1型糖尿病患者さんの剖検膵組織および比較対照として劇症1型糖尿病でない患者さんの手術切除膵において、免疫組織化学的かつ分子生物学的手法を用いてウイルスの存在の有無を検討し、存在した場合にはそのウイルスジェノタイプの同定を行ないます。
⑤意義
日本における劇症1型糖尿病患者数は5000~7000人存在すると推定されており、発症時の診断が遅れると生命予後に影響する糖尿病の最重症型であり、発症後は生涯にわたり自己注射によるインスリン補充を余儀なくされます。一部の劇症1型糖尿病患者は糖尿病専門医の治療によってもコントロールが難しく、入院を要する高血糖昏睡、低血糖昏睡といった急性の合併症、失明、透析導入、難治性神経障害、心筋梗塞、脳梗塞、下肢切断など慢性の重症合併症を高率に併発します。これらは患者の生命予後、QOLを著しく損ねるだけではなく、医療経済上も大きな負担となっています。以上のことから劇症1型糖尿病発症メカニズムの解明が重要であり、本研究で劇症1型糖尿病の発症メカニズムの一因として特定のウイルスの関与が明らかとなれば、劇症1型糖尿病の発症を予防するワクチンの開発が可能となり、また抗ウイルス薬により治療を行なえる可能性も期待され、社会に貢献できると考えられます。
⑥個人情報の扱い
個人情報の保護については十分に配慮いたします。この研究では、対象となる患者さんのデータ等の集計や膵組織の解析をさせていただきますが、必要な情報のみを取り扱いますので、当院外に患者さんのお名前や個人情報が出ることはありません。また、この研究の結果は、論文や学会で発表される予定ですが、匿名化が行われ、患者さん個人を特定できる情報が使用されることは一切ありません。
なお、本研究は、上尾中央総合病院倫理委員会および大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会の承認済みであり、疫学研究に関する規則・倫理指針に則って実施されます。
⑦問い合わせ先
〒362-8588 埼玉県上尾市柏座1-10-10
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院 糖尿病内科
電話番号: 048-773-1111(代表)
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2-B5
大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科第2研究室
電話番号:06-6879-3736
⑧研究対象者のご遺族の方へ:参加を拒否する権利について
参加を希望されない方は上記問い合わせ先までご連絡ください。
予約受付窓口
紹介状をお持ちの方
地域連携課・病診連携係
紹介状をお持ちでない方
外来予約センター
受付時間
平日 | 8:30~17:30 |
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土曜 | 8:30~13:00 |
- 紹介状を開封せずにお手元にご用意ください。
- 当日のご予約はお受けいたしかねます。
- 当院は地域医療支援病院です。原則として、かかりつけの医院からの紹介状が必要となります。