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耳鼻いんこう科

ごあいさつ

 当科は埼玉県における耳鼻いんこう科・頭頚部外科診療の基幹病院の一つとして、救急疾患から頭頚部癌までのあらゆる疾患に対応しております。常勤医師10名,非常勤医師9名で診療を行い、県内外から多くの患者さまが来院されます。内科,消化器科,外科,脳神経外科,形成外科,口腔外科など他科との連携を要する方々の治療にも積極的に取り組んでおります。患者さま一人一人にあった丁寧な診療を行っています。

耳鼻いんこう科 科長 大﨑政海

診療内容

【耳科疾患】

めまい、突発性難聴、メニエール病、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、耳硬化症、耳管機能障害、顔面神経麻痺など
突発性難聴やメニエール病をはじめとする急性感音難聴に対しては難聴の程度に応じて外来または入院にてステロイド剤や抗凝固剤、利尿剤などを用いた治療を行っています。
めまいで緊急受診される患者さまに対しては外来にて中枢疾患との鑑別を行ない、必要があれば、入院の上検査や治療をします。
慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎などに対しては年間約70例の手術を施行しており、高度難聴に対する人工内耳埋め込み術にも対応しております。
補聴器装用のための検査やスタッフも充実しており、年間約100例の補聴器相談新規患者さまの診察にあたっています。
顔面神経麻痺に対してはステロイド剤・抗ウィルス剤・循環改善剤などによる点滴治療を行い、適応があれば手術療法(顔面神経減荷術)も行っています。

【鼻科疾患】

アレルギー性鼻炎、鼻中隔弯曲症、副鼻腔炎、鼻茸(ポリープ)、鼻出血など
鼻づまりや鼻水の原因として、アレルギー性鼻炎、肥厚性鼻炎、慢性副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症などの病気があります。
慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下副鼻腔手術、鼻中隔弯曲症や肥厚性鼻炎に対する鼻中隔矯正術、下甲介切除術を行っています。アレルギー性鼻炎に対する鼻茸(ポリープ)切除術は日帰りまたは1泊2日で行っています。
また、アレルギー性鼻炎に対しては投薬などの対症療法だけでなく、特異的減感作療法も行っています。

【口腔・咽頭疾患】

扁桃炎、アデノイド、睡眠時無呼吸症候群など
扁桃摘出術の適応は扁桃炎を1年に3~5回以上繰り返している場合、IgA腎症や掌蹠膿胞症の診断を受けて手術を勧められた場合、口蓋扁桃や咽頭扁桃が中耳炎や咽頭閉塞の原因となっている場合などです。

【睡眠時無呼吸症候群】

睡眠時無呼吸では、寝ている時に空気の通り道(上気道)が狭くなり呼吸がしにくくります。症状には、いびき、日中の眠気、起床時の頭痛、疲れやすさなどがあり、重篤な場合には、突然死などの危険もあります。睡眠中に検査を行なう必要があり、スクリーニング検査のために簡易モニターの貸し出しを行なっております。診断確定のための精密検査として、1泊2日の入院をしていただき、脳波や心電図、呼吸の状態を調べるポリソムノグラフィーを実施しております。外科的治療としては、鼻中隔矯正術や口蓋形成術、口蓋扁桃摘出術などの手術を行い、保存的治療としてはマスクによる夜間の呼吸補助装置(鼻マスク式持続陽圧呼吸:CPAP)やマウスピースの装着などを循環器内科や口腔外科と連携して行っています。

【喉頭疾患】

声帯ポリープ 、ポリープ様声帯、声帯結節、喉頭肉芽腫、喉頭乳頭腫、発声障害など
声帯の炎症・ポリープ・腫瘍は声がれ、誤嚥、呼吸困難の原因となることがあります。これらに対しては、禁煙指導、内服治療、吸入、リハビリ、手術などを行う必要があります。

【頭頚部疾患】

舌、歯肉、口腔底、頬粘膜、喉頭、上・中・下咽頭、鼻腔、副鼻腔、耳下腺、顎下腺、甲状腺、頸部食道、気管、聴器などの良性及び悪性腫瘍 嚥下障害など
良性腫瘍: 耳下腺、顎下腺、甲状腺、傍咽頭間隙などの手術施行しております。
悪性腫瘍: 放射線科、化学療法室と連携し、口腔癌、喉頭癌、咽頭癌、頸部食道癌、鼻・副鼻腔癌、甲状腺癌、唾液腺癌などの治療を行っております。NBI(特殊光)内視鏡を用いて口腔や咽喉頭の早期癌の発見に努めており、早期癌では内視鏡下手術による低侵襲な治療を行っております。進行癌では形成外科、口腔外科、脳外科、外科と連携して可能な限り機能温存に努めております。
術後は当科専属の言語聴覚士によるきめ細かなリハビリテーションを行っております。
心・腎疾患などの合併症のある患者さまの手術にも、他科と連携して積極的に取り組んでおります。

平成27年度の手術実績

総手術件数 754件
耳科領域 64件(悪性腫瘍 3件)
鼻科領域 204件(悪性腫瘍 3件)
口腔・上中咽頭領域 131件(悪性腫瘍 43件)
喉頭・気管(支)・下咽頭領域 135件(悪性腫瘍 56件)
顔面・頸部等領域 220件(悪性腫瘍 120件)

教育・研修・研究

「後期研修医への積極的な指導」

症例数は多く、疾患概念を理解した上で基本的な診療技術の習得から手術手技まで積極的な指導を行っています。

「専門医認定プログラム」

耳鼻科の常勤医師は全員耳鼻咽喉科専門医を取得しております。当科は日本耳鼻咽喉科学会研修指定病院です。

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