2021年7月
RSウイルス感染症が流⾏しています。
流⾏時期はここ数年、夏から秋でしたが、昨年は新しい⽣活様式の効果なのか全く流⾏しませんでした。今年は6⽉から流⾏が始まり、例年に比べより低年齢で、より重症化しているように感じます。
RSウイルスには2歳までにほとんどの乳児が感染します。初感染の乳児では酸素が必要なほど重症になることがあります。再感染では症状が軽くなっていき、⼤⼈では⿐⾵邪程度です。周囲の⼤⼈が感染を予防し、幼い家族に移さないようにしましょう。RSウイルスは⾶沫感染や接触感染で伝播しますので、マスクや⼿洗いが有効です。
潜伏期間は2〜8⽇間、発熱期間は3〜4⽇、⿐⽔、咳、喘鳴、新⽣児では無呼吸発作を認めます。
⿐汁の迅速検査で診断しますが、外来診療では1歳未満の乳児にしか保険適応がありません。治療は症状を和らげる対症療法で、去痰薬や気管⽀拡張薬の内服・吸⼊、点滴、酸素吸⼊などを⾏います。おうちでできるケアとして、⿐吸引器があれば⿐⽔を吸引してあげましょう。また、⽔分やミルクは少量ずつ、こまめに与えましょう。
当院小児科外来での感染予防対策
- 新型コロナウイルス感染が疑われる患者さんは別棟の発熱外来で対応しています。
- その他の発熱者は2階⼩児科外来前の発熱者待合コーナーでお待ちください。
- 環境衛⽣のため、ドアノブ、待合の⻑椅⼦、診察室内を1⽇4回次亜塩素酸⽔溶液で清拭しています。また、待合室の換気も適宜⾏なっています。
- 発熱の患者さんの診察や処置をする際には、マスクの他にフェイスシールド、必要に応じてガウンも着⽤させていただきます。⼿洗いとアルコール⼿指消毒薬を処置ごとに励⾏しています。


予約受付窓口
紹介状をお持ちの方:地域連携課・病診連携係 | TEL:048-773-5941 紹介状を開封せずにお手元にご用意ください。 |
紹介状をお持ちでない方:外来予約センター | TEL:048-773-1197 |
受付時間
月曜日~金曜日 8:30~17:30土曜日 8:30~13:00
- 日曜・祝祭日は受付いたしかねます。
- 当日のご予約はお受けいたしかねます。
- 時間帯によって、電話回線が混み合ってつながりにくい場合があります。ご迷惑をおかけいたしますが、悪しからずご了承ください。
- 当院は地域医療支援病院です。かかりつけの医院からの紹介状が必要となります。紹介状をお持ちでない方はこちらをご確認ください。