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心房細動のカテーテル治療Catheter ablation

治療法

カテーテルアブレーション

対象となる患者さん

不整脈の患者さんのうち、『心房細動にかかっている方』が対象になります。

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手術の概要

心房細動は肺静脈から生じる異常な電気興奮により発症します。そのため、医療用の細い管であるカテーテルを心臓内に挿入して、治療(肺静脈隔離術)を行うことで心房細動が起きないようにします。

治療に使用するカテーテル画像
治療に使用するカテーテル画像

カテーテルアブレーションは動悸(どうき)、めまい、胸部不快感(なんとなく胸が重たい感じ)の改善に有効な治療方法です。また、心不全や脳梗塞の予防には、薬単独での治療よりも優れていることが報告されています。薬の治療は、根本的な治療ではない為、半永久的な内服が必要です。患者さんの基礎疾患にもよりますが、カテーテルアブレーションにより根治した症例では、薬を終了することも可能です。(※)

※ 根治(こんち)とは、完治して、病院で治療しなくて良くなる状態のことを指します。

上尾中央総合病院でのカテーテルアブレーションへの取り組み

手術中は局所麻酔に加えて静脈麻酔を行いますので、痛みはほとんどありません。手術は手術室もしくは血管造影室で行い、手術時間は、1.5時間~2時間です。胸を切らない手術ですので、治療から7時間後には歩くことができます。手術の前日に入院し、手術の翌日もしくは翌々日に退院となります。高周波カテーテルアブレーションは専門知識と経験が必要とされる手術ですので、当院では不整脈専門医が担当します。

カテーテル中のX線写真画像
カテーテル中のX線写真画像

使用する機器

高周波アブレーションカテーテル:カテーテル先端の金属から高周波電流を流し、約60℃で肺静脈周囲を焼灼(温めて治療)します。バルーンアブレーション:約マイナス50℃に冷却したバルーンで4本の肺静脈を治療します。

3Dアナトミカルマッピングシステム画像
3Dアナトミカルマッピングシステム画像

治療実績

561症例(2016年~2020年 実績)

この記事を書いたのは
内藤 和哉(ないとう かずや)
循環器内科 医長(不整脈部門長)