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外科

肺がん

肺がんとは?

わが国では年間約133,000人の方が肺がんにかかります。
肺がんにかかる患者さんの数はがん種のうち3位ですが、肺がんで亡くなる患者さんは全がん死亡者の1位です。
特に喫煙習慣がある方は肺がんにかかるリスクが高く、日本人を対象とした研究(2008年)では、喫煙者の肺がんリスクは男性で4.8倍、女性で3.9倍という結果がでています。また、たばこを吸わない人でも、受動喫煙により発症リスクが高まることもわかっています。
肺は全身の臓器と血液で密接につながっているため、肺がんは他のがんと比べても転移が多くみられますが、近年では分子標的薬等の使用も開始され、5年後生存率が上昇傾向にあります。

肺の解剖学的特徴

肺は人間の胸の大部分を占める臓器で、左右に1つずつあり、右肺は上葉・中葉・下葉の3つに、左肺は上葉と下葉の2つに分かれています。
右肺と左肺の間(胸の真ん中)には心臓や大血管、気管、食道などがある、縦隔(じゅうかく)と呼ばれる空間があります。
肺は呼吸によって身体の中に酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出する重要な役割をしています。空気は口や鼻から咽頭(いんとう)・喉頭(こうとう)を経て気管を通り、気管支と呼ばれる左右の管に分かれ左右の肺に入ります。気管支は肺の中で細気管支と呼ばれるより細い管に分かれ、木の枝のように肺内に広がり、最終的には肺胞(はいほう)と呼ばれる小さな部屋につながって、そこで酸素が血液にとり入れられ、二酸化炭素が排出されます。

どんな症状が出るのか?

主な症状には、咳(特に乾いた咳)、呼吸困難(息切れ、息苦しさ)、体重減少、痰、血痰(血の混じった痰)、胸痛(胸の痛み)が挙げられます。
しかし、早期の肺がんは自覚症状がほとんどなく、症状があったとしても「たばこのせい」「風邪のせい」と思って気づかない場合があります。咳などの症状が長く続く場合には医療機関を受診することをお勧めします。
また、定期的な健康診断や肺ドックの受診が肺がんの早期発見には重要な役割を果たします。

肺がんの治療方法にはどんなものがあるか?

肺がんの治療では手術治療、化学療法、放射線療法と治療のバリエーションは多岐にわたっており、肺がんの進行度と患者さんの全身状態を考慮して呼吸器内科、腫瘍内科との合同カンファレンスのもと最も的確な治療を行います。

どんな手術をするのか?

肺がん手術の基本は、リンパ節とともに病巣のある肺葉を取り除く術式(肺葉切除術)となります。ただし、がんが肺をはみ出して、気管支や血管にまで広がっている場合は、やむを得ず片側の肺を全摘出するという選択肢も検討されます。当院では、小さな傷で行う胸腔鏡下手術を積極的に取り入れており、患者さんにとって負担が少ないのと同時に根治性の高い手術を目指しております。
いずれにしても手術を受ける前には、約4週間の禁煙が必要です。たばこを吸っていると、手術後の痰が増えて気管支に詰まったり、感染症の原因になったりすることがあります。
また、がんの性質によって、手術後に抗がん剤による治療をおこなうこともあります。

術前術後のリハビリテーション

肺葉または片方の肺を取ると、術前に比べると息苦しさを感じることはあります。
呼吸は生命活動に直結するものですから、思うような呼吸ができないと不安になる患者さんも少なくありません。
そのため、肺がんの手術では、治療に伴う合併症を予防し、後遺症を最小限に抑えてスムーズな手術後の回復を図ることを目的に、手術前から腹式呼吸のトレーニングや歩行訓練など(術前リハビリテーション)を行ない、心肺機能を高めていきます。
ほとんどの場合、リハビリテーションによって呼吸機能を取り戻すことが可能です。
患者さんが手術前の生活を地域で営めるように、リハビリテーションでも患者さんを支えています。

早期発見のために肺ドックを受診しましょう

手術件数

肺手術

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