臨床研究について
臨床研究という言葉を説明します。
医学は常に進歩して、新しい治療法やお薬が開発されますが、それがどれくらいの病状の患者さんにどの程度役立つか、また、安全性に問題はないかなどを患者さんにご協力いただきながら確かめることを「臨床研究」と言います。臨床研究にはいくつかのステップがあります。まず、新しい治療法にすぐれた効果があることや安全面で問題がないことを確認するステップがあり、それが確認されると次のステップとして、新しい治療法として、効果や安全性が確認されている従来の治療法と比べる臨床研究が行われます。そして、新しい治療法が従来の治療法より優れていることが確かめられれば、今度はそれが新しい標準的な治療となります。
医学はここ100年の間に急速に進歩して、人類の受ける恩恵は計り知れないものがあります。そうした恩恵はこれまでに臨床研究に参加していただいた多くの患者さんのご協力によりもたらされたものです。
当院の倫理委員会に関する情報
当院の倫理審査委員会の手順書、委員名簿及び会議の記録の概要は、下記の通りです。
倫理委員会手順書
倫理委員会委員名簿
会議の記録の概要
月別
年度別
オプトアウトの対象となる研究一覧
臨床研究を実施する際には、参加対象者の方に文書もしくは口頭で説明し、同意を得ることが原則となっています。 しかし、患者さんへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いる研究については、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得ることをせず、研究に関する情報を公開し研究への参加の拒否の機会を保障(オプトアウト)することで、その研究を行うことが許容されております。
研究成果を学会や学術誌等で発表する場合、利用する情報から氏名や住所等の患者さんを直接特定できる個人情報は削除し、患者さんを特定できない形で行います。
オプトアウトの対象となる臨床研究を、下記のPDFに示します。
研究に関するお問い合わせや、研究への参加を辞退したい方は、ご連絡ください。
ご連絡・お問合せ先:
上尾中央総合病院 クリニカルリサーチセンター
情報管理部・組織管理課 薬剤部・治験管理科
電話番号048-773-1111(代表)
受付番号 | 研究課題名 | 公開日 |
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1120 | 肝切除術CTによる三次元画像解析システムの自動抽出における画像再構成法の検討 | 2023年5月12日 |
1119 | 当院における服薬情報提供書の活用に向けた取り組みと医療経済効果について | 2023年5月12日 |
1118 | 当院耳鼻いんこう科において簡易懸濁法に注目したPBPM(protocol based pharmacotherapy management)の運用 | 2023年5月12日 |
1116 | 身体拘束ゼロに向けた看護の取り組み | 2023年5月12日 |
1115 | DST(認知症サポートチーム)回診における栄養に係る看護師特定行為の実践について | 2023年5月12日 |
1114 | 当院における脊椎圧迫骨折クリニカルパスの報告 | 2023年5月12日 |
1113 | 軽症脳梗塞患者の再発リスクスコアにおける性別差の影響 | 2023年5月12日 |
1112 | 橈骨遠位端骨折に対するクリニカルパス運用による術後短期成績 | 2023年5月12日 |
1111 | 大腿骨近位部骨折クリニカルパスの問題点と改善策の検討 | 2023年5月12日 |
1110 | 脊椎領域を対象とした脂肪抑制プロトン密度強調画像の有用性の検証 | 2023年5月12日 |
1109 | 前立腺MRIを対象とした深層学習再構成法併用高分解能T2強調画像の検討 | 2023年5月12日 |
1106 | 当院における睡眠薬フォーミュラリーの導入(第2報) | 2023年5月12日 |
1105 | 当院におけるアナモレリン塩酸塩錠の処方状況の調査と有効性及び安全性に関わる因子の検討 | 2023年5月12日 |
- 2022年度(2022年4月~2023年3月)に倫理委員会で承認された研究
- 2021年度(2021年4月~2022年3月)に倫理委員会で承認された研究
- 2020年度(2020年4月~2021年3月)に倫理委員会で承認された研究
- 2019年度(2019年4月~2020年3月)に倫理委員会で承認された研究
がんに関する臨床研究
当院では、がん領域の臨床研究(治験や臨床試験、特定臨床研究)を行っています。
別ページにまとめておりますので、リンクからご確認ください。