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結石治療センター

ごあいさつ

結石治療センターの開設にあたり尿路結石について解説させていただきます。 人の尿路はまず腎臓で血液より尿として濾過され、腎杯より、腎盂とよばれる腎臓の中で尿が一か所に集まる場所を通して腎臓の外に出ます。腎臓の外に出ると尿管という1本の管になります。尿管は膀胱に尿を運び、膀胱で一時蓄えられたあと最終的に尿道を経て体外に排泄されます。結石は多くの場合腎杯付近で作られ腎盂に下降します。この腎杯、腎盂結石を総称して腎結石と呼びます。腎結石はさらに尿管に下降して尿管結石、膀胱に落ちて膀胱結石、尿道に引っかかれば尿道結石となります。腎杯、腎盂、尿管 膀胱、尿道結石と5回、一つの結石が呼び名を変えて体外に排出されていきます。

この中でとくに問題となるのは、尿管結石です。尿管結石は疝痛発作と呼ばれるキリで差し込まれるような痛みが繰り返されます。長く尿管内にとどまると、腎機能に影響したり、腎盂腎炎の原因となったりします。長径10㎜以下の尿管結石の場合、約2/3は症状発現後4週間以内に自然排石をされるといわれています。残り1/3は疝痛発作や腎機能障害、腎盂腎炎などの尿路感染症の合併を回避するために積極的な結石除去治療が必要と言われています。

結石除去治療についてみてみると当院での結石除去治療の歴史は古く、1963年当院開設時の最初の外科手術は膀胱結石摘出術でした。その後1989年に泌尿器科が設立され、1990年には体外衝撃波結石破砕術を導入しました。しばらくは体外衝撃波結石破砕術を中心とした結石除去療法がおこなわれましたが、近年レーザー破砕装置の開発や、ハイビジョンモニター、細径硬性、軟性尿管鏡の発達により、経尿道的腎尿管結石砕石術(TUL)や経皮的腎尿管結石砕石術(PNL)の手術が積極的に行われるようになりました。今や結石除去治療はこの3手術を駆使して行うことが標準的治療となっています。2016年度1年間の当泌尿器科でのそれぞれの治療実績はESWL64件 TUL298件 PNL24件の実績でした。今後センター化することにより、急性期治療の速やかで確実であり、尿路結石症ガイドラインにそった標準的結石除去治療の提供をより行えるものと考えております。

結石治療センター センター長 村松 弘志

外来予約 受付窓口

外来予約センター TEL:048-773-1197

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