消化器外科領域で、最も多く手術が行われている疾患はそけい部ヘルニア(いわゆる脱腸)です。当院外科では年間250〜300例の成人そけい部ヘルニア手術を行なっており、全国有数です。この度、多くの患者さんへわかりやすく、安心して受診していただくために、そけいヘルニアセンターを開設いたしました。
そけい部ヘルニア手術は、消化器外科では比較的シンプルなものですが、患者さんの年齢、性別、生活・労働環境といった背景は様々で、それらを考慮した治療計画が重要です。
そけい部ヘルニア手術には、脱腸を起こすおなか側から行う腹腔鏡下手術と、皮膚側からアプローチするそけい部切開法があります。当院では、確実な診断、修復、低侵襲を考慮して腹腔鏡下手術をお勧めしておりますが、手術歴や全身状態などによってそけい部切開法をお勧めする場合もあります。
また、最先端の腹腔鏡下手術として、ダビンチサージカルシステムを使用したロボット支援手術(保険適用外)も積極的に行なっております。ロボット支援手術では、腹腔鏡下手術で困難な3次元立体視、多関節機能を利用しより精緻な手術を可能とします。
最後に改めて当科のそけいヘルニアセンターの特徴をご紹介します。
- 患者さんの利便性と安心感を考慮した2泊3日入院による手術
- ヘルニアの状況、全身状態をに応じた手術、麻酔法の選択
- 最先端の腹腔鏡下ヘルニア手術:ロボット支援(ダビンチ)手術
患者さん、ご家族にはよく説明させていただき、ご理解いただいた上で治療に進んでまいりますので。どうぞお気軽にご相談ください。
予約受付窓口
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受付時間
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