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トレッドミル負荷試験

トレッドミル検査とは

心臓に少し強めの負荷をかけることによって心臓の機能や運動耐応能を調べるものです。
心疾患の有無、重症度・予後の評価、不整脈の診断などに役立ちます。
当院では年間約670人の人がこの検査を受けています。

検査法

循環器の医師が必ず検査に立ち会います。
運動前に血圧・心電図を測定します。(仰臥位および立位にて)
ベルトコンベアの上を歩行していただきます。
最初はゆっくりと歩行ですが、徐々に速度と傾斜がきつくなります。

  • 以下の場合は、検査を終了します。
  • 脈拍の上昇(目標心拍数の達成)
  • 危険な不整脈の出現
  • 症状(胸痛や胸部違和感)の出現
  • 足の疲労
  • 心電図や血圧に大きな変化が生じた場合

症状(胸痛や胸部違和感)の出現、足が痛い、疲労したなど体調に変化が生じた場合は直ちにお知らせください!!
我慢し無理をされますと、怪我や事故の原因となります。

終了時は、ゆっくりとベルトの速度に合わせて足を止めてください。
十分運動ができたと判断した場合は、こちらから終了の合図をかけベルトコンベアを停止していきます。

検査法

運動の出来具合にもよりますが30分程度を予定しています。

検査時の注意点・お願い

運動の終了の合図は心電図変化、血圧の異常値、運動到達目標、自覚症状などを元に医師が判断致しますが、我慢や無理をする必要はありません。
自覚症状が現れた場合には遠慮なくおっしゃってください。
検査前にも「不安なこと」「体調が優れない」「足が痛い」などがありましたらお伝えください。

検査についての質問等あればお気軽におっしゃってください。

☆汗ふき様のタオル
☆運動しやすい服装(ズボン・Tシャツなど)
を準備していただくようお願いいたします。

その他検査

当院では通常のトレッドミル検査の他にRI検査も行っています。

RI検査とは…
RIとは、ラジオ・アイソトープの頭文字で、各種の放射性同位元素(自ら放射線を発する物質)を用いて行う検査です。
用いる放射性同位元素の種類によって、心筋の血流状態・交感神経分布状態・脂肪酸代謝状態などが調べられます。
特に、心筋の血流状態は、狭心症・心筋梗塞などの冠状動脈の状態を反映するものであり、その診断には負荷試験(運動負荷または薬物負荷)が必要になることがあります。このRI検査の負荷試験は、半日がかり(約5時間)の検査となりますが、通常の運動負荷心電図(トレッドミル運動負荷試験)よりも診断精度が高いといわれています。

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