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お知らせ

COVID-19

当院職員の新型コロナウイルス抗体検査の結果について

当院職員の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発症について、先日ホームページで報告いたしました。その後、当該職員はどのような経路で感染したのか、院内感染なのか、多くのCOVID-19の患者を受け入れているためこういった事態になったのではないかというご質問をいただきました。

今回の当院職員の発症は院内感染ではありませんでした。また多くの方々にご懸念いただいているCOVID-19の患者を受け入れているために院内感染が蔓延しているのではないかという疑問についてですが、当院は院内感染対策に非常に力を入れており現在までのところ受け入れ患者から他の患者への感染や職員への感染は発生しておりません。以下に簡単に当院で行った調査結果について報告いたします。

当院では7月下旬から8月上旬にかけて疫学調査としてCOVID-19患者さんの診療・看護に係った職員150名を含む約260名の新型コロナウイルス抗体検査を実施しました。

その結果、抗体陽性者は1名もいませんでした。このことにより当院の職員が院内で行っている新型コロナウイルス感染防止対策が万全であると同時に、病院外の日常生活でも感染予防に心がけていることが証明されました。

また9月上旬には救急外来から入院し、その後COVID-19であることが判明した患者に対する初期感染防止に若干の不備があったことが危惧された20名の職員に対してLAMP法による新型コロナウイルス遺伝子検査を実施したところ全員陰性で、その後、一人の発症者もいませんでした。

以上の結果から当院での感染対策は現時点では良好に機能しており、安心して医療を受けていただいてよいレベルであると考えております。

しかしながら新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は一般の方々の平素からの感染予防が非常に重要です。3密を避け、手洗いやうがいの励行に努めてください。また入院のご予定のある方は入院前1週間は外出を控え感染予防により一層の配慮をいただけますと幸いです。

解説

抗体とは、生体の免疫反応によって体内で作られる免疫グロブリン(IgGやIgMなど)であり、 新型コロナウイルスでは発症から概ね2週間くらいで8割の人が、概ね3週間くらいでほぼ全ての人がIgMまたは/およびIgGが陽性になります。

厚労省が6月に一般住民の約8,000人を対象に実施した抗体検査を以下にお示しします。当院では厚労省と同じ、国際的に評価の高いアボットの試薬を使用しました。

出典・参考リンク(外部サイトが開きます)

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