研修医を目指す方へ

現役研修医の声

研修医1年目(2022年度) 飴井 千佳乃

「自分もこんな先輩方のように自分で考え動ける研修医になりたい!」学生の時に上尾中央総合病院の救急見学で一人前の医師として患者さんの治療にあたる研修医の先生を見て強く思い、自分もこの病院で働きたいと思ったことが当院を志望した理由でした。マッチングでの採用の通知が来た時は非常に嬉しく、自分も先輩のようにバリバリ働く研修医になるぞと意気込み、働き始める日を心待ちにしていました。しかし、採用して頂いて働き始めて1ヶ月が経った時点では大方みなさんと同じようにその想像は大きく打ち砕かれました。
医学的な知識はおろか、病棟のオーダーやカルテの使い方でも戸惑い時間がかかってしまい、上級医や先輩研修医の足を引っ張っていることに日々自省する毎日を過ごしています。
ただ、こんな私に対しても「自分も働き始めた時は何もわからなかったし気になくていいよ。」といった優しい声や、「焦らなくても大丈夫、2年間かけて医師としての基本を学んでいってもらえるよう指導するから大丈夫だよ。」という励ましの声に毎日救われています。

当院の研修では研修医が率先して手技や診察を行う体制であるため環境としてはどちらかといえばハードなものであると思います。しかしながら優しく教え導いてくださる上級医や、困ったことに対して親身に相談にのってくださる先輩研修医、そして個性豊かながら皆熱意を持って日々励まし支え合いながら切磋琢磨していける同期に囲まれた環境でもあります。この恵まれた環境で日々着々と研鑽を積み重ねていけばきっと良い一人前の医療者となれると確信しています。
これからの研修医生活で大きな壁に直面し、挫折や無力感を感じることはきっと何度も訪れると思います。一つ一つ然りと向き合って乗り越えて、より良い研修医、ひいては一人前の医師となれるよう日々頑張っていきたいと思います。

医師としての最初の2年間をこの病院で歩み始めたいと思います。

研修医1年目(2022年度) 飴井 千佳乃 研修医1年目(2022年度) 飴井 千佳乃

研修医1年目(2022年度) 下村 知輝

研修医1年目(2022年度) 下村 知輝 研修医1年目(2022年度) 下村 知輝

楽しみと不安が入り混じる中始まった研修生活。気がつけば1ヶ月が過ぎました。
初めは処方や画像のオーダーを出してくださいと言われてもそれすらできず、カルテの入力に慣れることに必死でした。何をするにも勝手がわからず、右往左往し、毎日もがき続ける日々です。そして当直もすでに5回経験しました。
序盤は2年生の後ろにくっつき、教えてもらえます。しかし、患者さんの搬送は止まらず、人手不足となり、必ずや1人で診なければいけなくなる時がすぐにやってきます。患者さんを前にし、立ち尽くすだけの自分がいます。そして気付かされます。自分の無力さに。
そのような中、目に入るのは何食わぬ表情で淡々と仕事をこなし、上級医やメディカルスタッフとコミュニケーションを図る2年生の姿でした。 圧倒的な差を感じました。

しかし、自分の無力さが、患者さんの不利益になることは決してあってはなりません。医師としての自覚と責任を持たなければなりません。決してもう学生ではないのです。
当直が終わった時に毎回思うことがあります。
「今日も何も出来なかったな」と。
そんな時、支えてくれるのは同期や先輩方です。医局に戻ると、暖かい雰囲気で迎えてくれます。たわいもない話で盛り上がり、自然と気持ちも和らぎます。分からないことがあれば、先輩方が丁寧に教えてくださいます。
自分の理想にはまだまだ程遠いですが、先輩方の後ろ姿を見て、成長したいと考えています。 少しずつですが、できることも増えてきました。日々の経験ともがきを糧に、夢に向かって、全力で頑張る決意を胸に努力しているところです。

研修医1年目(2022年度) 石田 佳大

「この病院で初期研修をすれば、こんなカッコイイ医師になれるのか。」ー医学科6年次、当院を見学した際に、初期研修医の先輩の方々が機略縦横に動き働く姿を見て、自分が思ったことです。自分も先輩方のような医師を目指すべく、期待に胸を躍らせながらこの病院に入職しました。入職してから1ヶ月、胸の高鳴りは止むことを知りませんが、同時に、自分の不甲斐なさに愕然とする時間もとても増えました。この病院では、救急科で初期研修医がファーストタッチし、内科では自分の患者さんを持ち、病態管理を担ったりなど、初期研修医の裁量はとても大きいですが、それに見合った責任が必要となります。一つできることが増えると、できないことが十あることを知り、その度に、上級医や看護師を頼ってばかりで、悔しさの中で一日が終わることも少なくありません。

当然のことですが、能動的に勉強し、積極的に診療に参加する姿勢が、初期研修医としてステップアップするためには必要不可欠です。刻一刻と変化する現場において、臨機応変に対応し、患者さんの不安や苦痛を取り除くべく、治療に当たることのできる、"カッコイイ医師"になるためには努力を欠くことはできないのです。初期研修医として当院のよいところを自分が1番に挙げるなら、そのような姿勢を持っている同期の仲間が、18人もいることです。またその仲間は全国各地から入職してくるので、医学科6年間で学んだ千差万別の知識を共有し、ディスカッションしながら、切磋琢磨して医療に従事することができます。辛いことは多々ありますが、このような仲間と共に歩むことで乗り越えることができるだろうと感じています。
「明日も仕事か。。」ー入職してからしばらく、毎夜毎夜そう思いながら眠りについていました。ただ、この前できなかったことが今では少しずつできるようになり、確実に先月の自分より一歩成長している実感を味わえてきています。最近では、この日々の微細な成長に、自分の向上心を掻き立てられ、毎夜毎夜「明日も頑張ろう。」と思うように変化してきました。これから幾度となく、壁にぶち当たるとは思いますが、その度、この素晴らしい環境で、素晴らしい仲間と、"カッコイイ医師"を目指し、日々精進していきます。

研修医1年目(2022年度) 石田 佳大 研修医1年目(2022年度) 石田 佳大

研修医1年目(2022年度) 玉木 恒平

研修医1年目(2022年度) 玉木 恒平 研修医1年目(2022年度) 玉木 恒平

「将来どんな患者さんが来ても自信を持って対応できるような医者になりたい」4月1日、その思いの中で研修がスタートしました。
研修医に任せてもらえることが多い反面、自分の行動ひとつひとつが患者さんの命を直接左右します。このプレッシャーは思いのほか怖く、夜中ふとした瞬間に目が覚めることもあるほどです。
救急車の対応をしていれば、看護師さんから「次なにしますか?レート上昇してますけど大丈夫ですか?」と聞かれます。上級医には「なにしてんの?はやく治療しないと患者さん死ぬよ?」と言われます。これをとても辛く感じました。患者さんをいますぐ助けたいのに自分がうまく動けない。手際の良い2年目の先生の横で狼狽えることはしょっちゅうです。ただそれでもやるしかなく上級医の先生に怒られながら必死に調べ自分で考え方針を立てる毎日です。

けれど、この日々の繰り返しの中で自分の成長を感じています。救急外来では自分で診察し治療計画を立て処方しますし、手技も任せられます。同期とは同じ苦しみを共感しあったり、優しく頼りになる2年目の先生にわからないことを丁寧に教えて頂いたり、ご飯に連れて行って頂いたりと楽しいこともたくさんあります。
研修が始まったばかりで身体の疲れもとれず一日中寝ていたい思いは大いにあります。自分のやる気を少しでもあげるため走ったり、カフェに行ったり、気分転換をしながらも同期に置いていかれないよう必死に頑張っている最中です。

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